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医療安全に対する取り組み

聖マリア病院の医療安全への取り組みは1999年にリスクマネジメント委員会の発足に始まった。その後、2001年1月インシデントレポート報告システムを全病院的に開始。2006年からはインシデントレポート報告のIT化を行い今日に至っている。
  患者様が常に安心して医療を受けられるよう、インシデント報告された有害事象及び警鐘事象は医療の質検討委員会、部署安全管理者カンファレンス及びRCA分析等を行いそれに含まれている問題点を洗い出し対策を取ることで再発防止、未然防止に努めている。
  組織的には院長直轄部門として医療安全管理本部を設置し、本部長以下専従職員6名がその中心的役割を担い活動している。また各部署には部署安全管理責任者88名を置き、病院全部署で行動とれる体制を構築している。

医療安全ガイドライン

安全管理に関する基本的な考え方

患者が求める安全かつ適正で良質の医療を提供するためには、医療安全管理の必要性・重要性を認識し、事故防止に努めなければならない。そのためには、「人は誰でも間違える、しかし間違いは防げる」という考えの基に、また、エラーを誘発しにくい環境と起こったエラーが事故に発展しないシステムを整備し、組織横断的な取り組みを展開しなければならない。職員は自らの責務を認識すると共に、報告システムを理解し、安全管理研修から学習することで安全に対する知識を高め、医療チームの一員として他職種と連携して業務に従事しなければならない。これらの安全性の確保に重きを置いた認識と行動を推進して、安全文化を醸成していく必要がある。

安全管理のための委員会に関する基本事項

医療安全に関する委員会として、「医療安全管理委員会」を設置し、医療安全管理本部長を、委員長とし、安全管理に関する基本的事項について審議する。

安全管理のための職員研修に関する基本方針

医療安全管理委員会が中心となり、全職員を対象に安全管理に対する具体的な企画・立案を行う。毎月定例で開催する安全管理推進者連絡会を『安全管理研修会』の一つと位置づけ、安全教育を実施する。その研修内容を全職員(外注職員を含む)へ周知徹底させるため、各部において伝達講習を行い、全職員の受講記録をとる。また、全職員を対象とした安全管理のための職員研修を年2回以上実施する。

インシデント報告等に関する基本方針

  1. インシデントが発生した場合、迅速な報告を求めるとともに、インシデントの原因分析は、当事者の責任を追及するのではなく、「発生の要因」「発生状況」など医療システムに視点を置いた改善策を立て、医療の質の向上に努める。
  2. インシデント報告書、患者・家族の苦情、意見は医療安全管理本部で分析を行い、必要な対策を検討し、全職員に周知する。
  3. 医療安全管理本部は個々のインシデントについて当事者、当該部署と個別に検討し、安全管理の改善に役立てる。
  4. 病院全体として取り上げる必要がある事例は、医療安全管理本部より医療安全管理委員会に提言する。

医療事故等発生時の対応に関する基本方針

  1. 第一に患者の治療に最善を尽くす。
  2. 家族への連絡・説明は冷静、丁寧かつ誠意を持って行う。
  3. 事故の状況や説明の内容、その時の家族の反応は詳細に診療録に記録する。
  4. 当該部署の責任者へ直ちに報告し、所属長は医療安全管理本部長及び病院長へ報告する。

患者等に対する当該指針の閲覧に関する基本方針

医療の安全意識を高めるために、医療に対する患者の意見を聴くことが必要である。そのため当院で作成した医療安全ガイドラインの閲覧の要望があった場合はこれを妨げない。

患者からの相談への対応に関する基本方針

医療の質と安全の確保は、医療従事者のみによる取り組みだけでなく、患者の医療への主体的な参加をもってより確実となる。また医療従事者は、患者の権利を尊重し患者とのパートナーシップを強化していく必要がある。そのために患者が相談できる窓口を設置する。

聖マリア病院   病院長