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乳がん(胸部/婦人・女性)

乳がんて?

乳がんとは乳房の乳腺組織(母乳がつくられるところ)から発生する悪性腫瘍。乳がんは非浸潤性乳がんと浸潤性乳がんに大きく分けられます。非浸潤性乳がんとは乳管(母乳の通る道)の中にとどまり、周囲へ広がっていない早期の転移しにくい癌です。

乳がんの症状って?

多くは乳房のしこりに気付き来院されます。他には血性の乳汁分泌、乳房皮膚のえくぼ状のへこみなどがありますが、癌でなくても同様の症状がでることはあります。大きくなると痛みを伴ったりします。

乳がん以外の乳房の病気は?

乳腺症
乳腺外来に来られる患者様の多くは痛みで来られます。その多くは乳腺症によるものです。しこりのように乳腺が硬く触れ、痛みを伴います。特に月経前に症状が強くなる事が多い。ホルモンバランスが悪い事が原因と言われ、比較的若い方に多い。
繊維腺腫
しこりとして触れる良性の腫瘍。若い方に多く、癌化することはない。
葉状腫瘍
繊維腺腫に似る腫瘍。基本的には良性腫瘍だが大きくなると悪性化する事もある。急に大きくなる事が多い。
嚢胞
乳腺に水がたまった袋が出来る事。乳腺症のある方には多くできます。稀に癌が潜んでいる特殊な嚢胞性疾患があります。

どれくらいの人が乳がんになるの?

乳がんは最近増え続けており、現在、日本女性の悪性腫瘍罹患率1位(1年で約1万1千人)となっています。現在、日本人女性が乳がんになるリスクは20人に1人です。

乳がんはどんな人がなりやすいの?

乳がんは女性ホルモン(エストロゲン)に影響しており

  • 初潮が早く(11歳以下)、閉経の遅い(55歳以上)
  • 未婚の方、出産歴のない方
  • 肥満
  • 長期間のホルモン補充療法

などの方は注意が必要です。他に

  • 血縁関係に乳がんのかかった人がいる
  • アルコール
  • 乳がん以外の乳腺疾患にかかったことがある

などがリスクにあがっています。

がんの治療法は?

手術、化学療法(抗がん剤治療)、内分泌療法、放射線療法があります。基本的な治療の流れとしては以下のようになります。

術前化学『抗がん剤』療法

  1. 全ての患者様には行いません。以下の目的で行います。
    • がんを小さくする(温存術が可能な大きさにしたりする。)
    • 化学療法のがんへの効果を手術前で確認できる。
  2. 手術(全乳房切除、乳房温存術)
  3. 手術後補助化学療法、放射線療法、内分泌療法

※治療法は各患者のがんの状態により変わってきます。特に手術後の治療は手術結果により選択されます。

入院期間は?

およそ7~14日ほどで退院可能となります。