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循環器内科

診療部長 田代英樹

診療部長  田代 英樹

当科は、昭和55年に循環器センターの内科部門として発足し、現在常勤医10名および非常勤医1名(元九州大学医学部助教授・現九州大学医学部非常勤講師)で日夜診療に励んでいます。

循環器センターは、当科および心臓血管外科、小児循環器科で構成しており、相互の関係が非常に密ですので、どの年代の患者でも対応が可能ですし、また手術も含めて患者様にとって最もメリットが多く、かつ危険性が少ない治療法を、夜間や救急の場においても即座に選択することができます。

当科の特徴

最近急増している狭心症、急性心筋梗塞などの虚血性心疾患が診療の中心となっています。特に急性心筋梗塞に対しては、24時間、365日を通して積極的にPCI(経皮的冠動脈インターベンション)を施行し死亡率や心機能障害の軽減化に努力しています。平成18年および19年を通じては204例の心筋梗塞の患者様が搬入され、30日間の死亡率が6.9%となっております。これは、最先端の取り組みを行っている東京都CCUネットワークの加盟施設での死亡率が7%~10%で推移していることを考えれば十分な成績と考えますが今後もさらに努力して死亡率の低減を図る必要があると考えます。

狭心症や他の心疾患全般についても積極的に診断治療を行っており、平成19年度にはPCIを337例行っています。平成18年および19年の2年間のPCI成功率は97%で待機的に行った患者様では死亡率は0%となっております(日本循環器学会の調査ではPCI死亡率は0.37%と言われています)。

また、多くの心不全患者様の治療の実績があり患者様に応じてβブロッカー療法などの薬物療法、心臓血管リハビリテーション、PCI、在宅での酸素療法やマスクでの人工呼吸および心臓再同期療法などの先進的な治療を組み合わせて行うことにより患者様の予後や生活の質の改善に努めております。不整脈についても19年度は年間48例のペースメーカーの植え込みを行い、アブレーションによる不整脈治療も行っております。平成19年度からは心肺停止による脳のダメージをうけた患者様に対する低体温療法も開始しております。

当科のモットーは、「常に患者の立場に立った、患者本位の医療」で、決して医師側の都合でなく、常に患者様の立場に立って物事を考える医療をめざしています。