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膣欠損症

膣欠損症の中には、じつは様々な病態があります。正しい診断を行って初めて正しい治療を行う事ができます。疾患の種類によっては、正常妊娠・正常分娩が可能になる場合もあります。

膣欠損症の種類

  1. 先天性膣欠損症

    これは膣が部分的に欠損しているものから、子宮まで欠損しているものまで、さまざまです。思春期になって、月経血が排出されずに膣内にたまり、腹痛の原因になったり急性腹症になって判明する事もあります。膣が部分的にないだけであれば、膣を作成する事により、正常の妊娠が可能になることもあります(他に異常がない場合です)。子宮まで欠損している場合は、妊娠はできませんが、希望されれば性行為が可能になるように膣を作る事ができます。

  2. 尿生殖洞

    これは先天性副腎皮質過形成などの女性仮性半陰陽の患者さんに多い状態です。尿道と膣が合流しているのが特徴です。この場合は、月経血は尿と一緒に排出される事が多く、先天性膣欠損症のような症状は起こりません。この場合、Total urogenital sinus mobilization法(TUM)などの方法と、Flap vaginoplastyなどの方法を用いる事で、尿道と膣を分離する事が可能であり、正常妊娠・正常分娩も可能になることがあります(他に異常がない場合です)。

  3. 先天性総排泄腔症

    これは、生まれつき直腸と膣と尿道が一緒になっている病気です。通常、新生児期に直腸を分離し、肛門が作成されますが、膣と尿道がそのままにされている事があります。その場合は、2の尿生殖洞に対するのと同じ方法を用いる事で、正常妊娠・正常分娩が可能になることがあります(他に異常がない場合です)。

 

聖マリア病院形成外科                                
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