ロボット手術への取り組み
ダビンチXi
ダビンチは①サージョンコンソール、②ペイシェントカート、③ビジョンカートの３つの機器で構成されています。
①サージョンコンソール
サージョンコンソールはダビンチの操作席です。医師（術者）は、ステレオビューワーに映し出されるカメラがとらえた3D映像を見ながら、手元のマスターコントローラーや足元のフットスイッチを操作することで、ロボット本体を動かし手術を行います。
②ペイシェントカート
ペイシェントカートには、4本のアームがあり、それを患者さんの患部に挿入して手術をおこないます。アーム4本うち3本は鉗子を取り付けるアーム（インストゥルメントアーム）で、残る1本はカメラを取り付けるアーム（カメラアーム）です。それぞれのアームは、サージョンコンソールからの術者の操作を受けて動きます。手術ごとに専用の滅菌ドレープで覆い、衛生面を整えてから手術に挑みます。滅菌ドレープは、清潔を保つために、機器類の手術に必要な部分だけを露出させて、それ以外は滅菌した布でバリアするという目的で使用されます。
③ビジョンカート
ビジョンカートは高解像度3Dハイビジョンシステムを搭載したモニターです。術野の映像が映し出され、術者以外の医師、看護師なども術中の様子をリアルタイムで把握することができます。モニター上部にはマイクがあり、サージョンコンソールを操縦する術者と音声コミュニケーションをとることができます。
