研修科目のご案内

外科・救急科

科の概要

救急外科、消化器外科、乳腺外科を診療の柱とし、外科全般にわたって地域医療の向上を目指しています。
昨年の手術総数は817例で、定例564例、緊急253例。主な消化器悪性腫瘍は、胃癌75例、大腸癌56例、食道癌3例。肝、胆道、膵疾患は194例、特に胆嚢結石症に対しては、腹腔鏡下手術を第一選択としています。一般外科では虫垂炎102例、ヘルニア77例、イレウス33例で。乳腺疾患62例中乳癌は41例。消化器症例に対しては、毎週金曜日に内科、放射線科、病理とともに合同カンファランスを行っています。なお、外科学会、救急学会、消化器病学会、消化器外科学会の各認定施設となっています。

得意とする専門分野

救急外科としては24時間、初期から三次までの救急体制をひいており、特に多発外傷では各科との速やかな連携のもとに治療を行っています。最近では、肝、腎、脾等の鈍的損傷例に対し、血管造影下の塞栓術による保存的治療の奏効する症例が多く、治療方針が大きく変わっています。肝癌に対しては、肝切除術に加え、マイクロ波凝固壊死療法、ラジオ波熱凝固療法を行っています。乳癌に対しては、Q.O.Lを考慮し、適応のある症例には積極的に乳房温存手術を行っています。胃癌、大腸癌に対しても、適応のある症例には内視鏡下手術を行っています。

手術

症例数817例(定例564例 緊急253例)

スタッフ紹介

一般外科・乳腺外科診療部長:田中 将也、消化器外科診療部長:黒田 久志、内視鏡外科診療部長:中野 昌彦、救命救急センター長:山下 寿、救急科主幹:瀧 健治、救急科診療部長:爲廣 一仁、救急科内科系臨床部長:矢野 和美、救急科医長:古賀 仁士、医員:9名

研修到達目標

GIO(一般目標)

一般外科、救急外科に於ける基本的診断、検査、手術、処置の理解、視診、触診、聴診、問診等から幅広く疾患を考え、適切な検査指示が出せ、その結果を充分理解し基本的な治療方針を示し、手術を理解し、周術期の管理ができるようにする。

SBO(個別到達目標)

  1. Vital Signより緊急の病態を把握できる
  2. 全身所見(黄疸、脱水状態、悪液質など)を把握し得る
  3. 消化器症状および腹部所見(腹痛、下痢、便秘、悪心、嘔吐、吐血、食欲不振、圧痛点、腫瘤形成、腸蠕動音、など)からどのような消化器疾患が考えられるか。その鑑別診断を述べられる
  4. 腹部腫瘤、乳房腫瘤所見からどのような疾患が考えられるか判断できる
  5. 腹部腫瘤、乳房腫瘤所見からどのような疾患が考えられるか判断できる
  6. 腹部の診察(直腸診を含む)
  7. 消化器疾患、一般外科疾患(乳腺疾患、外傷など)に必要な血液生化学検査の解析ができる
  8. レントゲン検査(胸、腹部単純撮影、食道、胃透視、低緊張性十二指腸造影、胆のう、胆管造影腎盂、尿管、膀胱造影)CT、の読影ができる
  9. 内視鏡検査(食道、胃・十二指腸、胆道、大腸)の内視鏡フィルムの読影ができ、手技を理解する
  10. 超音波検査(肝、胆、膵を中心とする)腹部超音波像の読影ができる
  11. 術前術後の輸液の適切な計画を立てることができる
  12. 剃毛、清拭、術前処置(胃管挿入、高圧浣腸浣腸)ができる
  13. 経口摂取の開始時期を適切に指示できる
  14. 術創部ドレーンの意義を理解する
  15. 手術摘出標本のスケッチを行い病的所見を述べることができる
  16. 救急処置:気管内挿管、レスピレーターによる器械呼吸、気管内吸引と気管内洗浄、心マッサージ、中心静脈の確保と圧測定、胃洗浄、胸腔穿刺ドレナージ、腹部穿刺ドレナージ、導尿、摘便、静脈切開の施行ができる
  17. 消化器疾患、乳房疾患、頸部腫瘤疾患、外傷の治療方針を立てることができる
  18. 手術の適応(Indication)を述べることができる
  19. 手術々式の概略を述べ、かつ開腹、閉腹、虫垂切除術、ヘルニア根治術、痔核根治術の術者になれる
  20. 手術の助手を努めることができる
  21. 高カロリー輸液の管理ができる