研修科目のご案内
麻酔科
科の概要
“手術”は、生体に加えられる最大の侵襲です。この侵襲と、人間が平時身体に加えられる侵襲に対して備えている防御機構の調整を行うことが“麻酔”です。蘇生、呼吸、循環、代謝など広く得られた知識を臨床麻酔、救急蘇生、重症患者管理、疼痛管理などの広い領域で活用することが現在求められています。 現行スタッフ4名に加え久留米大学、九州大学からの応援を受け、年間6000例にのぼる手術症例に対応しています。中央手術部における臨床麻酔にすべてを投入し、“より円滑に”、“より安全に”、“少しでも痛みの少ない”をモットーに対応しています。
年間手術件数
5,917件
スタッフ紹介
臨床部長:牧 盾、医長:小柳 直之、医員:5名
研修到達目標
GIO(一般目標)
“手術”は、生体に加えられる最大の侵襲である。この侵襲と、人間が平時身体に加えられる侵襲に対して備えている防御機構の調整を行うことが“麻酔”である。臨床麻酔を通して、蘇生、呼吸、循環、代謝等広く知識、経験を獲得し、臨床医としての基礎をつくる。
SBO(個別到達目標)
- 手術時の麻酔の基礎となるべき知識の獲得
- 脊椎麻酔、硬膜外麻酔および全身麻酔の一般的な手技の習得
- 気道確保(気管内挿管、人工呼吸)の手技の習得
- 術前・術後の患者管理
- 救急蘇生法の理論と実際
- 他に、症例検討会、抄読会
- 術前回診において、医師として備えるべき診断技術、医学的知識を身につける
- 心電図解析、X線写真の読影、検査結果の解析を行い手術直前の患者の状態を把握することを学ぶ
- 予定される手術術式の内容を理解し、患者の状態を考慮して、麻酔方法の選択、術中管理計画の立て方を学ぶ
- 麻酔前投薬(鎮静剤、鎮痛剤、ベラドンナなど)、吸入麻酔薬、静脈麻酔薬、筋弛緩薬、局所麻酔薬、鎮痛薬(麻酔を含む)、心血管系作動薬の薬理作用を学ぶ
- 全身麻酔法について理解し、気道確保、気管内挿管、人工呼吸等の臨床的技術を学ぶ
- 自然呼吸、人工呼吸の差異を生理学的に理解し、調節呼吸、補助呼吸が行える
- 術中に、刻々と変化する患者の状態を的確、迅速に把握し早急に対応できる技術を身につける
- 硬膜外麻酔、脊椎麻酔、伝達麻酔等の局所麻酔法について等特徴、利点、欠点、適応を説明でき、解剖学的な面より麻酔法の手技を知る
- 局所麻酔薬中毒の予防、処置を知る
- 末梢静脈、輸液ルートの確保ができ、輸液、電解質、酸塩基平衡、輸血の適応について説明、計画することを理解する
- 小児、老人の生理学的、解剖学的特徴を把握して麻酔計画をたてることの必要性を理解する
- 周産期の母子の生理学的変化を学習し、産科麻酔の難しさを認知する
- チーム医療に大切な、他の医師、コメディカルと協調できる習慣を身につける努力をする
- 「安全な麻酔のためのモニター指針」の意味を理解し、正しく使用できる。