後期研修科目のご案内

外科

後期研修の特徴、目標

外科専門医取得を目標とする。

当院の外科系診療科は、外科[乳腺(年間手術症例数約60例)、消化器外科(800例)]、心臓血管外科(160例)、呼吸器外科(80例)、小児外科(450例)より成る。

各学会の認定施設でもあり、外科専門医取得のために必須な症例(とくに救急手術症例)については多数経験することが可能で、2~3年間かけて上記4診療科において研修を行う。

Ⅰ.臨床研修年次別プログラムと目標

1年次:
当院規程の専修医プログラムに従い、研修。
2年次:
外科において研修を行う。

外科学総論、基本的手術手技および一般外科診療に必要な外科診療技術を修得する。

  1. 基礎知識
    ①局所解剖②病理学③腫瘍学④病態生理
    ⑤輸液・輸血⑥血液凝固と線溶現象⑦栄養・代謝学⑧感染症
    ⑨免疫学⑩創傷治癒⑪周術期の管理⑫集中治療

  2. 技能、手術  :  以下の手術を術者または助手として経験する。
    • 消化管および腹部内臓(50例)
    • 乳腺(10例)
    • 体表部(10例)
    • 臓器の外傷(10例)
    • 鏡視下手術(10例)

            ※()は、外科専門医取得のための必要症例数

3年次:
3ヶ月間の呼吸器外科研修、3ヶ月間の小児外科研修、6ヶ月間の心血管外科研修を行う。
4年次以降:
上記4診療科から1つを選択し、それぞれの専門医修得(消化器外科専門医など)を目指す。

Ⅱ.臨床教育プログラム

  1. 総合CPC(毎月第2火曜日)
  2. 外科、消化器内科、放射線科、病理科4科合同カンファランス(毎週金曜日17:00より)
  3. 外科、消化器内科2科合同術前カンファランス(毎週木曜日15:00より)
  4. 外科、放射線科、病理科、画像・生理検査技師 合同乳腺カンファランス(第2金曜日18:00より)
  5. モーニングカンファランス(毎朝8:00より)
  6. 学会総会および地方会への参加

Ⅲ.取得可能な専門医、認定医

  • 全員が取得可能なもの 外科専門医
    希望者が取得可能なもの 消化器外科専門医
    乳癌学会認定・専門医

<外科専門医試験について>

修練開始後満4年以上を経た段階で、予備試験となる筆記試験を受験することができる。
修練開始後満5年以上を経た予備試験合格者は、最低手術症例数(上記、手術の項に示した症例数で呼吸器外科、小児外科、心臓血管外科でも設定されている。且つ、トータルで手術手技350例以上の経験、術者として120例以上の経験が必要)を充足した段階で、認定試験となる面接試験を受験することができる。

Ⅳ.当科研修のその他の特徴

  • 手術症例の約35%は急患症例で、Common diseaseよりRare caseまで多岐にわたる症例の経験が可能である。
  • 各診療科間の垣根は低く、幅広い観点からの症例へのアプローチができる。
  • 希望により他施設への研修参加、国内、海外への留学も検討可能である。
  • 国内外の学会への参加、発表が必要である。