後期研修科目のご案内

リハビリテーション科

後期研修の特徴、目標

リハビリテーション科専門医の取得を目標としています。

急性期のリハビリにあたるリハビリテーションセンターの年間の新患数は2,500例以上であり、専門医取得に経験必要とされる症例のすべてを網羅することができます。また、回復期リハビリテーション病棟49床の管理運営にもあたっているので、この病棟において主治医となることで医学的管理から社会復帰まで、チーム医療の核であるリハビリ科医師の業務をじっくりと経験することになります。

他のリハビリテーション科研修施設と比較して、急性期リハビリ・小児領域の症例数を多く経験できるのが特徴となっています。リハビリテーション科には常勤医師3名が所属しており内2名が専門医です。日本リハビリテーション医学会研修施設の認定を受けています。

Ⅰ.臨床研修年次別プログラムと目標

1年次:
  1. 回復期リハビリテーション病棟で入院患者10名前後を担当し、病棟指導医のもとプライマリケアとリハビリテーションプログラムの進め方を修得します。また、週に数日はリハビリテーションセンターで院内各科からの依頼患者のうち指導医が選択した症例の診察・フォローアップにあたります。
  2. リハビリテーション医学の講座がある医学部がまだ少数であるため、卒前教育でリハビリテーション医学の概要を学んだ方は少ないと思います。日常の診療とは別に1年次からリハビリテーション医学の成書を使って少しずつ評価法や専門用語に触れていく指導を行います。
  3. リハビリ領域の学会や研究会への参加を開始します。
2年次:
2年次以降は日本リハビリテーション医学会専門医制度卒後研修カリキュラムにそって下記のような研修を行いますが、1年次の体制は継続してゆきます。
  1. 基本的なリハビリテーション処方を行いコメディカルの動きを把握する。
  2. 義肢装具の基本が理解できる。
  3. 学会主催の短期研修会に参加。
3年次:
  1. 義肢・装具の処方ができる。嚥下造影・筋電図の基本が理解できる。
  2. 日本リハビリテーション医学会九州地方会に症例報告。
  3. 学会主催の短期研修会に参加。興味を持った障害像の症例を集めて学会報告の準備に入る。
4年次:
  1. 嚥下造影・筋電図が実施できる。
  2. 学会主催の短期研修会に参加。
  3. 日本リハビリテーション医学会学術集会で発表。
5年次:
  1. 回復期リハビリテーション病棟の専従医ができる。
  2. 発表の内容を国内の学術誌に投稿。
  3. 学会主催の短期研修会に参加。
6年次:
  1. リハビリテーション医学会臨床認定医受験。
  2. 日本リハビリテーション医学会学術集会で発表。
    ※認定臨床医合格後、リハビリテーション医学会専門医受験準備にはいる。

Ⅱ.臨床教育プログラム

  1. 日本リハビリテーション医学会九州地方会(年2回)
  2. 聖マリア病院リハビリテーションカンファレンス(年2回)

Ⅲ.取得可能な専門医、認定医

  • 日本リハビリテーション医学会認定臨床医
    日本リハビリテーション医学会専門医

<日本リハビリテーション医学会認定臨床医>

以下の規定を満たした後、学会の行う試験に合格することにより取得できる

  1. 学会加入後4年以上経過していること
  2. 学会認定の研修施設において1年以上の研修を行ったものであること
  3. 本医学会における主演者の学会抄録1篇またはリハビリテーション医学に関する筆頭著者である論文1篇を有すること
  4. リハビリテーション医療を担当した10症例の臨床経過を各症例ごとにまとめること
  5. リハビリテーション医療を担当した50症例を有すること

<日本リハビリテーション医学会専門医>

以下の規定を満たした後、学会の行う試験に合格することにより取得できる

  1. 学会の定めた臨床研修カリキュラムに基づき5年以上の研修を行った者であること
  2. 本医学会における主演者の学会抄録2篇およびリハビリテーション医学に関する筆頭論者である論文1篇を有すること
  3. リハビリテーション医療を担当した30症例の症例方向を提出すること
  4. リハビリテーション医療を担当した100症例のリストを提出すること

Ⅳ.当科研修のその他の特徴

希望者には産業医科大学リハビリテーション医学教室(北九州市)における勉強会等への参加を配慮します