後期研修科目のご案内
整形外科
後期研修の特徴
外傷は当院にとって肝であり、整形外科は既に1マイナー科では無く、当科では年間1,000例を超える外傷手術をこなしています。本来、整形外科は外傷以外にも脊椎外科、手や足などの各関節外科、骨軟部腫瘍、スポーツ整形外科、小児整形外科、リウマチ外科など多岐にわたり除々に症例を増やしつつあります。これだけの症例を経験し自分で治療できるのは当院以外ではあり得ない話で仕事の充実感は群を抜いています。また、10名を超えるスタッフをかかえると、この世界では派閥が生じますが、当科では出身大学や男女の隔たりも存在せず、ストレスなく仕事に打ち込め、夏休み等の休暇は「可能」ではなく「必須」であり、皆で平等に取っています。
後期研修の目標
整形外科医としての知識、技術を磨き、第一目標には専門医獲得です。整形外科専門医資格は一般整形外科を行うための必要条件であり、これを取得した後、それぞれの専門領域に進むのが一般的です。初期研修2年の後、4年間整形外科を研修し、定められた症例、学会発表、筆頭著者としての論文発表などの受験資格を満たせば、整形外科専門医試験を受けることができます。
Ⅰ.臨床研修年次別プログラムと目標
- 1年次および2年次:
- 最初の2年間は整形外科医としての初期治療のあたり方、治療の基礎を学んでもらいます。週2回程度の外来診察と救急当番があり、それ以外は手術の執刀や助手、病棟業務などをこなします。尚、当院の規定で最初の2年間のうち計6ヶ月は救急もしくは麻酔科に配属され(時期は本人の希望を考慮)、整形外科に必要な予備知識をつけます。この2年間は大学勤務では10年以上の経験とテクニックに相当すると言われています。また、1年に最低1回は学会発表が義務です。
- 3年次および4年次:
- 最初の2年間で身に付けた手術や技術を発展させる期間で、同時に後輩への指導をする事により更なる確実な知識が必要となります。また関東や関西、北海道で行われる骨折治療のワークショップであるA-Oコースにも参加して手術テクニックの更なる就実を目指します。
- 5年次:
- 整形外科専門医試験受験の為(受験資格に複数研修施設での研修とある)他の施設へ転勤します。転勤先は、自分で探せない場合は当科が責任をもって紹介します。市中やその周辺病院への転勤や学位習得希望者は大学を希望する場合がありますが、本人の希望が第一選択となります。専門医試験の願書提出はこの年の夏に行われ、試験は翌年春に行われています。
- 6年次以降:
- 大学院に行っている人は継続して勉強し、他施設で勤務している人は継続してその病院勤務も可能です。また、当院に帰院して専門医スタッフとして勤務する事も可能です。そして以下にあるような認定医習得に向けて努力していただきたいです。
Ⅱ.取得可能な専門医、認定医
日本整形外科学会認定リウマチ医 日本整形外科学会認定スポーツ医 日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医 日本整形外科学会脊椎内視鏡下手術・技術認定医 日本整形外科学会認定運動器リハビリテーション医
Ⅲ.当科研修のその他の特徴
- 母体は久留米大学の出張病院だが、久留米大学への入局は必須ではなく、入局しないデメリットなどは存在しない。
- 女性には不向きと思われるフシがあるが、現在、医師国家試験合格者の約3割が女性であり、整形外科学会に入会している女性は全体の約1割である。