病院長ごあいさつ
全ては患者さんのために
我々、社会医療法人 雪の聖母会 聖マリア病院は、カトリックの愛の精神による保健、医療、福祉、および教育の実践『愛の精神とは主イエズス・キリストの限りない愛のもとに、常に弱い人々のもとに行き、常に弱い人々と共に歩むこと』を基本理念とし、1953(昭和28)年に設立されました。「全ては患者さんのために」という旗の下、地域ならびに国際社会の健康の増進と福祉の充実に貢献します。
医療は常に歴史の積み重ねであり、先人たちの心血を注いだ尽力の上に成り立っています。我々医療者は常にその歴史を重んじ、その歴史の上に立つものとして、新たな歴史を作り、そして次の世代を育てる義務があります。聖マリア病院はこれまで地域医療支援病院、地域災害拠点病院、救命救急センター、総合周産期母子医療センター、そして地域がん診療連携拠点病院として地域医療に貢献してまいりました。この歴史を踏まえさらに発展させるべく、これから「臨床」、「教育」、「研究」の三つの柱を一層充実させてまいります。地域医療を中心としてより質の高い医療を目指し、その臨床の問題を研究する文化を根付かせ、それらを実践できる人材育成に一層の力を注いでまいります。
グローバル化、IoT(モノのインターネット)化、多様な人材を活用するダイバーシティの流れが加速度的に進む社会の中で、高度医療を充実させ、常に最新の医療や診療実績などの医療情報を発信し、同時に患者さんとそのご家族に寄り添うことができる医療者を育成し、患者さんに選ばれる存在になることを目指します。
「全ては患者さんのために」という旗の下、地域の医療関係の皆さま方とともに職員一丸となって外に開かれた病院を目指しますので、今後ともどうぞよろしくお願いします。
社会医療法人 雪の聖母会 聖マリア病院
病院長 谷口 雅彦