病院長ごあいさつ
すべては患者さんのために

私たち、社会医療法人 雪の聖母会 聖マリア病院は、1953年の開設以来、カトリックの「愛の精神」-すなわち「主イエズス・キリストの限りない愛のもとに、常に弱い人々のもとに行き、常に弱い人々と共に歩むこと」-を基本理念に掲げ、保健・医療・福祉・教育の実践に取り組んでまいりました。
2023年には開設70周年を迎え、救急・災害医療をはじめ、周産期、小児、がん、緩和ケアなどの分野で、地域の中核病院としての役割を担い続けています。また、当院は早くから国際医療協力にも注力し、発展途上国への職員派遣や海外研修生の受け入れも継続して行っています。
医療は常に歴史の積み重ねです。 先人たちが心血を注いで築き上げた医療の礎の上に、私たち医療者は立っています。そして、その歴史を深く尊重しながら、新たな時代の医療を創造し、次の世代を育てることは、私たちの責務であると考えています。
この理念に基づき、当院では「臨床」「教育」「研究」の三本柱を重視しています。2022年には聖マリア教育・研修センターを開設し、全職員のキャリア形成を支援する体制を整えました。さらに、2024年4月には聖マリア研究センターを開設し、将来的には地域住民と連携したコホート研究の実施も視野に入れながら、市民公開講座など地域に開かれた研究活動の推進を目指しています。
2024年4月からは、救命救急センター、脳卒中・循環器病センター、生活習慣病センター、こども家庭医療センター、がんセンター、診療支援センターの6つのセンター制を導入し、それぞれの分野で自律的な運営と専門性の深化を図るとともに、組織全体としての連携と質の向上を追求しています。このセンター制は、複雑化・高度化する医療ニーズに柔軟かつ持続的に対応するための新たな取り組みです。
社会の急速な変化の中で、私たちは地域の医療機関や住民の皆さまと手を携え、支え合いながら、誰もが安心して暮らし続けられる地域医療と福祉の実現に力を尽くしてまいります。そして何よりも、常に患者さんとそのご家族に寄り添う医療を提供し続けることが、私たちの変わらぬ使命です。
「すべては患者さんのために」という旗の下、患者さん、地域住民の皆さま、医療従事者、そしてこれからの医療を担う若い世代と共に歩み続けてまいります。今後とも、皆さまの温かいご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
社会医療法人 雪の聖母会 聖マリア病院
病院長 谷口 雅彦


















