• 社会医療法人 雪の聖母会 聖マリア病院
    •  電話・メール  
    • 交通アクセス
  • 文字サイズ

    • 標準
    • 拡大
  • サイト内検索 

閉じる


準備中です。

腎臓内科・透析内科

診療内容・診療目標

 腎炎などの尿異常から、保存期腎不全管理・血液透析・腹膜透析・腎臓移植と慢性腎疾患の全ての局面で管理治療を行う福岡県でも数少ない施設の一つです。加えて急性の腎障害、中毒などに対する急性血液浄化、アフェレーシス療法などの治療を行っています。
 診療にあたり以下のことを目標にしてきました(腎センターの実績については、こちらをご参照ください)。

1.慢性腎臓病(CKD)の積極的管理と透析回避時間の延長

 CKD患者の多くは何らかの治療・予防の対象と考えられます。心血管病の重要な危険因子とされ、CKDの進行とともにそのリスクは高まり積極的な介入が急務です。当院でもCKD教育入院、CKD外来などに力を入れ、疾患の啓発、治療介入を行っています。
 CKD地域連携外来については、こちらをご覧ください。

2.治療や予防が可能な腎臓病への介入

 1)糖尿病性腎臓病(DKD):CKDから透析を開始する原疾患のトップは糖尿病性腎症はじめ糖尿病関連の腎障害です。積極的な管理による腎障害の進展予防と合併症対策は腎臓の予後を改善する可能性があり、当院では糖尿病内科とともに取り組んでいます。
 2)IgA腎症:組織検査(腎生検)で重症化が予想される場合は積極的に治療を検討します。ステロイドパルス療法と扁桃摘出手術(耳鼻咽喉科)も検討します。
 3)多発性嚢胞腎:腫大した腎に対してトルバプタンは腎機能を維持させる可能性があります。管理が大変なこともあり適応を考慮した上で当院でも使用しています。

3.急性腎不全の管理・敗血症の血液浄化

 重症患者の腎不全の予後改善を目指して集中治療室での管理に参加しています。また、種々の原因で起こる急性腎障害の管理も行っています。

4.腎移植への関わりについて

 腎移植は進行した腎不全の選択肢の一つです。一般的に腎移植後の生活の質は高く、もっと多くの方に理解していただきたい治療法と考えています。さらに地域への浸透を図りたいと努力しています。当院では生体腎移植に加え献腎移植も可能となり、移植外科で登録を受け付けています。移植に際しては術前の透析やアフェレーシスも担当しています。

5.血液透析のさらなる充実

 保存期管理からブラッドアクセス(内シャント)の作成管理、透析の導入と維持期の管理、合併症の管理と全ての局面で最良の対応を行っています。高度な透析液清浄化を実現し、オンライン血液ろ過透析(HDF)も治療の可能性がある場合は行っています。

6.腹膜透析

 腹膜透析も独立した腎代替療法の一つです。国も在宅療法としての評価を高めており、それぞれの生活パターンに合わせて選択していただいています。

取り扱う主な疾患

1. 急性糸球体腎炎
2. 急速進行性糸球体腎炎
3. 慢性糸球体腎炎(IgA腎症、膜性腎症など)
4. ネフローゼ症候群
5. 慢性腎不全(慢性腎臓病、CKD)
6. 急性腎不全(急性腎障害、AKI)
7. 糖尿病性腎症・糖尿病性腎臓病
8. 電解質異常(ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムなど)
9. 高血圧
10. 透析期腎不全(血液透析患者・腹膜透析患者)
11. 急性中毒患者(血液浄化の適応)
12. アフェレーシス療法
13. 急性血液浄化

症例実績

 入院症例は301人(2015年1月~12月)。内訳は透析導入49人、透析合併症入院が93人でした。また、透析の合併症入院で他科に入院したのは139人で血液浄化センターおよび集中治療室で透析管理を行いました。入院中の患者のコンサルテーションは191件(2015年1月~12月)で、電解質異常、急性腎不全、慢性腎不全コントロール中の方、急性血液浄化の適応のコンサルトでした。

手術実績

 当科での手術はほぼ全例ブラッドアクセスの手術です。年間120例前後の手術を行っています。内容は自己血管の吻合、人工血管の使用、動脈表在化、長期カテーテル留置、腹膜カテーテル留置、およびカテーテル抜去です。
 また、80件の内シャント血管拡張術を行っております。(2015年1月~12月)

学会発表・論文など(2021年度)

外来体制

診察ブロック
C
月曜 火曜 水曜 木曜 金曜 土曜
午前
  • ・鷲尾 昌一

    *非常勤

  • ・東 治道

    *再診のみ

    *紹介患者は要相談

  • ・松井 礼
  • ・古原 千明
  • ・坂井 健太郎
  • ・下村 有希子
午後 - - - -
  • ・松井 礼

    *CKD外来

    *要予約

    *再診のみ

-
診察ブロック
C
午前 午後
月曜
  • ・鷲尾 昌一

    *非常勤

-
火曜
  • ・東 治道

    *再診のみ

    *紹介患者は要相談

-
水曜
  • ・松井 礼
-
木曜
  • ・古原 千明
-
金曜
  • ・坂井 健太郎
  • ・松井 礼

    *CKD外来

    *要予約

    *再診のみ

土曜
  • ・下村 有希子
-

*診療受付時間は8時30分~11時30分まで。診察開始は9時からです。
*完全紹介電話予約制で、新患は事前の予約が必要です。
*北田医師の外来は、手術などの都合によりますので、事前にご相談ください。
*夜間救急は地域医療支援棟1階で受け付けます。

所属医師

東 治道

第2診療部(内科系)副院長/腎センター長/腎臓内科診療部長
東 治道ひがし はるみち

出身大学
広島大学
卒業年
1987年
所属医局
九州大学病態機能内科学腎臓研究室
専門医等の資格
学会役員等
  • ・日本内科学会総合内科専門医
  • ・日本内科学会認定内科医
  • ・日本腎臓学会指導医
  • ・日本腎臓学会腎臓専門医
  • ・日本透析医学会指導医
  • ・日本透析医学会透析専門医
  • ・日本急性血液浄化学会認定指導者
  • ・医師の臨床研修に係る指導医講習会修了
学会役員等
  • ・日本内科学会評議員
  • ・久留米市介護認定審査委員会(委嘱)
坂井 健太郎

腎臓内科主任医長
坂井 健太郎さかい けんたろう

出身大学
大分医科大学
卒業年
2005年
所属医局
久留米大学内科学講座腎臓内科部門
専門医等の資格
  • ・日本内科学会総合内科専門医
  • ・日本内科学会認定内科医
  • ・日本腎臓学会指導医
  • ・日本腎臓学会腎臓専門医
  • ・日本透析医学会指導医
  • ・日本透析医学会透析専門医
  • ・日本骨粗鬆学会認定医
  • ・医師の臨床研修に係る指導医講習会修了
専門・研究分野
  • ・腎臓、透析医療
  • ・骨粗鬆症
牧 建次

牧 建次まき けんじ

出身大学
久留米大学
卒業年
2009年
所属医局
九州大学病態機能内科学腎臓研究室
佐藤 克樹

佐藤 克樹さとう よしき

出身大学
九州大学
卒業年
2018年
所属医局
九州大学病態機能内科学腎臓研究室
林 佐保

林 佐保はやし さほ

出身大学
山口大学
卒業年
2019年
所属医局
九州大学病態機能内科学腎臓研究室
落合 由佳

落合 由佳おちあい ゆか

出身大学
宮崎大学
卒業年
2020年
所属医局
九州大学病態機能内科学腎臓研究室

HOME

診療科・部門のご紹介

  • 聖マリア学院大学 学生募集
  • NPO法人 ISAPH
  • NASVA
  • Minds
  • 筑後感染ネットワーク
  • iサイクル
  • 日本臓器移植ネットワーク
このページの上へ