リハビリテーション科
診療内容・診療目標
中央診療部門機能としては、福岡県内でも屈指の面積を有するリハビリテーション室を持ち、運動器、脳血管障害、呼吸、心臓、がん、廃用の全ての疾患別リハビリテーション料を算定することができる体制をとっています。
発病・受傷後、聖マリア病院に入院してすぐにリハビリテーションも始まります。対象は運動器、脳血管障害患者が多いのは事実ですが、内科系疾患や外科手術前後のコンディショニングにも積極的に関わっています。コロナを契機に疾患別のチーム編成を徹底して行い、濃厚接触等の広がりを抑え、患者へのリハビリテーション提供に影響が出ないよう取り組んでいます。ICUでの早期離床リハビリテーションも開始し、急性期リハビリテーションについては九州でも屈指の症例数を誇り、病院として日曜・祝日も継続したリハビリテーションを提供できるように体制を整えている途上です。2021年度にリハビリテーション依頼のあった初診患者数は6000人を超えています。 地域がん診療連携拠点病院としての機能を支援するべくがんのリハビリテーションにあたる専門チームを組み、がんのリハビリテーション研修企画者研修も受講し近隣と協力して研修会も開催しています。
嚥下障害については対象疾患を脳血管障害に限ることなく先天性疾患から肺炎まで、必要に応じて嚥下造影検査を行ったり、看護師や栄養士も加えたチームで意見交換を行い対応しています。 義肢装具士は毎日来院しており、修理などすばやい対応が可能です。公的制度を利用しての義肢装具・福祉用具調達のお手伝いも得意な領域の一つです。
隣接地に回復期リハビリテーション病棟を主体とした分院である聖マリアヘルスケアセンターがあり、リハビリテーション科が管理運営する分院機能を生かして超急性期から生活期までシームレスなリハビリテーションを目指しています。退院後の訪問リハビリテーションをもっと充実させて、地域と一体となって進んでいきたいと考えています。
リハビリテーション科の医師もスタッフもさらに増員し、質も上げて、“気がつけば私の隣にリハが居る”を目指したいと思っています。
取り扱う主な疾患
※診療内容・診療目標をご覧ください。
症例実績
2015年度の中央診療部門としての初診患者は総数5466件でした。
手術実績
※手術実績はありません。
学会発表・論文など(2019年度)
外来体制
※外来診療は行っておりません。
所属医師
リハビリテーション科診療部長
相良 亜木子さがら あきこ
- 出身大学
- 京都府立医科大学
- 卒業年
- 2002年
- 専門医等の資格
-
- ・日本リハビリテーション医学会指導医
- ・日本リハビリテーション医学会リハビリテーション科専門医
- ・日本心臓リハビリテーション学会心臓リハビリテーション指導士
- ・がんのリハビリテーション研修ワークショップ修了
- ・義肢装具等適合判定医師研修会修了
- ・急性期病棟におけるリハビリテーション医師研修会修了
- ・回復期リハビリテーション病棟専従医師研修会修了
- ・緩和ケア研修会修了
田中 攻たなか こう
- 出身大学
- 山口大学
- 卒業年
- 1983年
- 専門・研究分野
-
- ・心臓外科、リハビリテーション