小児循環器内科
診療内容
診療科紹介
科の特徴・特色としては、さまざまなカテーテル治療が可能であることと、新生児科・小児科・循環器内科・産科・婦人科・麻酔科・心臓血管外科との協力のもと、先天性心疾患の方々の術前・術後管理を行っていることです。
カテーテル治療の中でも特にAmplatzer 閉鎖栓を使用した心房中隔欠損症の治療は、久留米大学小児科と協力し、九州で最初の認可施設として2006 年から開始しています。
16年3月末までに3 歳の幼児から79 歳の高齢者まで幅広く対象とし、413 例の治療を行い、九州では最も多くの症例を治療しています。また、09 年よりAmplatzer 動脈管閉鎖栓を用いた動脈管開存カテーテル治療も開始し、16年3月末まで71 例の治療を行っています。そのほかにコイルによる動脈管開存症閉鎖術、バルーンによる弁狭窄解除術、ステント留置による血管形成術などに力を注いでいます。
カテーテル治療は15年より稼働したバイプレーンの透視装置を備えたハイブリッド手術室で主に行っており、より安全にカテーテル治療が可能になっています。
最近では新しい血管閉鎖栓のVascular plugの使用や、16年に認可されたばかりの改良型の心房中隔閉鎖栓(Occlutech Figulla FlexⅡ)の認可施設になりました。また、治療技術の進歩に伴い、増加している成人症例に対応するため、16年より循環器内科と協力して、成人先天性心疾患外来を開設し、積極的に成人の方々を受け入れていく方針です。
私たちは疾患を有する子どもたち、手術後の遠隔期の成人の方々により良い生活・人生が送られるよう治療に力を注いでいきたいと思っています。
取り扱う主な疾患
- ●術前・術後の先天性心疾患
- ●治療前・治療後の成人先天性心疾患
- ●川崎病児の心後遺症フォローなどのあらゆる小児心疾患
- ●不整脈、心筋疾患などの後天性疾患・遺伝性心疾患
- ●新生児・乳幼児検診や学校心臓検診などで検査を勧められている方
症例実績
診療・症例実績(2019年1月-12月)
- 入院症例数177人
- 延べ外来受診者数3080人
- 心エコー検査実施数3330件
- 運動負荷検査18件
- ホルター心電図検査60件
- 心臓カテーテル検査120例
- (うちカテーテル治療50例)
- 心房中隔欠損症24例
- 動脈管開存症17例
- バルーン拡大術7例
- 側副血行路塞栓1例
- ステント留置術1例
- 心臓手術症例(呼息術など含む)50例
手術実績
※症例実績をご覧ください。
学会発表・論文など(2019年度)
外来体制
診察ブロック S |
月曜 | 火曜 | 水曜 | 木曜 | 金曜 | 土曜 |
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午前 | - |
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- | - |
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- |
午後 | - |
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- | - |
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- |
診察ブロック S |
午前 | 午後 |
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月曜 | - | - |
火曜 |
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水曜 | - | - |
木曜 | - | - |
金曜 |
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土曜 | - | - |
*診療受付時間は8時30分~11時30分まで。診察開始は9時からです。
*完全紹介電話予約制で、新患は事前の予約が必要です。
*北田医師の外来は、手術などの都合によりますので、事前にご相談ください。
*夜間救急は地域医療支援棟1階で受け付けます。
所属医師

小児循環器内科診療部長
家村 素史いえむら もとふみ
- 出身大学
- 久留米大学
- 卒業年
- 1994年
- 所属医局
- 久留米大学小児科学講座
- 学位(取得大学)
- 医学博士(久留米大学)
- 専門医等の資格
-
- ・日本小児科学会小児科専門医
- ・日本小児科学会指導医
- ・日本小児循環器学会小児循環器専門医
- ・福岡県医師会認定総合医(新かかりつけ医)
- ・日本医師会認定健康スポーツ医
- ・日本成人先天性心疾患学会患暫定専門医
- ・ACLSプロバイダー
- 学会役員等
-
- ・日本川崎病学会 運営委員
- 専門・研究分野
-
- ・小児循環器一般
- ・川崎病
- ・カテーテル治療

前田 靖人まえだ やすと
- 出身大学
- 久留米大学
- 卒業年
- 2010年
- 所属医局
- 久留米大学小児科学講座
- 専門医等の資格
-
- ・日本小児科学会小児科指導医
- ・日本小児科学会小児科専門医