小児循環器内科
診療内容・診療目標
今後の日本では少子高齢化とともに、小児人口が減少し、先天性心臓病の新規発生数も減少しています。しかしながら、診断・治療技術の進歩に伴い、救命率、生命予後が改善され、成人・壮年期に達する方々も年約1万人ずつ増加し、60 万人前後の成人先天性心臓病の方が存在しています。今では成人患者数が15 歳以下の患者数よりも多い状況になっています。その方たちの多くは通常就労や妊娠、出産、育児を行っている方も多いのですが、さまざまな合併症や術後遠隔期の問題に直面されている方々も多く存在しています。
当科は、新生児期から乳児・小児・青年・成人・壮年・老年に至るまでのさまざまな先天性心臓病の方々の診療・治療を行っています。その過程を通じて制限はあるものの可能な限りの日常生活、社会生活を過ごしていただけるように診療やサポートを行っていくことを目標にしています。
特徴・特色
- 1.成人を含めさまざまな先天性心疾患に対するカテーテル治療
カテーテル治療の中でも特に心房中隔欠損症の治療は、久留米大学病院小児科と協力し、九州で最初の認可施設として2006年から開始し、23年12月末までに3歳の幼児から79歳の高齢者まで幅広く対象とし、576例の治療を行っています。
09年よりAmplatzer Duct Occluderを用いた動脈管開存カテーテル治療も開始し、23年12月末まで102例の治療を行っています。その他にコイルによる動脈管開存症閉鎖術、バルーンによる弁狭窄解除術、ステント留置による血管形成術、Vascular plugを用いた血管閉鎖術などに力を注いでいます。カテーテル治療は主にハイブリッド手術室で行っており、より清潔で安全にカテーテル治療が可能になっています。
22年からは新しい心房中隔閉鎖デバイスであるGore deviceが使用可能となり、今まで難しかった症例に対しても治療が可能になりました。 - 2. 成人を含むさまざまな先天性心疾患に対する術前・術後を含めた遠隔期の管理
新生児科、小児科、循環器内科、産科、婦人科、麻酔科、心臓血管外科との協力の下、先天性心疾患の方々の術前・術後管理を行っています。19年に成人先天性心疾患専門医を取得し、年々増加している成人症例に対応するため、循環器内科と協力して、成人先天性心疾患外来を開設し、積極的に成人の方々の診療を行っています。23年には成人先天性心疾患学会の連携登録施設として認可され、多くの施設から紹介を受けています。
私たちは疾患を有する子どもたち、手術後の遠隔期の残存症に苦しんでいる成人の方々がより良い生活・人生を送れるよう治療とサポートに力を注いでいきたいと思っています。
取り扱う主な疾患
- ●術前・術後の先天性心疾患
- ●治療前・治療後の成人先天性心疾患
- ●川崎病児の心後遺症フォローなどのあらゆる小児心疾患
- ●不整脈、心筋疾患などの後天性疾患・遺伝性心疾患
- ●新生児・乳幼児検診や学校心臓検診などで検査を勧められている方
症例実績

2023年度年報より/更新日時:2025年7月4日
手術実績
※症例実績をご覧ください。
外来体制
| 診察ブロック S |
月曜 | 火曜 | 水曜 | 木曜 | 金曜 | 土曜 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 午前 | - |
|
- | - |
|
- |
| 午後 | - |
|
- | - |
|
- |
| 診察ブロック S |
午前 | 午後 |
|---|---|---|
| 月曜 | - | - |
| 火曜 |
|
|
| 水曜 | - | - |
| 木曜 | - | - |
| 金曜 |
|
|
| 土曜 | - | - |
*診療受付時間は8時30分~11時30分まで。診察開始は9時からです。
*完全紹介電話予約制で、新患は事前の予約が必要です。
*北田医師の外来は、手術などの都合によりますので、事前にご相談ください。
*夜間救急は地域医療支援棟1階で受け付けます。
所属医師

小児循環器内科診療部長
家村 素史いえむら もとふみ
- 出身大学
- 久留米大学
- 卒業年
- 1994年
- 所属医局
- 久留米大学小児科学講座
- 学位(取得大学)
- 医学博士(久留米大学)
- 専門医等の資格
-
- ・日本小児科学会小児科専門医
- ・日本小児科学会指導医
- ・日本小児循環器学会小児循環器専門医
- ・福岡県医師会認定総合医(新かかりつけ医)
- ・日本医師会認定健康スポーツ医
- ・日本成人先天性心疾患学会認定専門医
- ・日本先天性心疾患インターベンション学会・日本心血管インターベンション治療学会合同教育委員会認定経皮的動脈管閉鎖術術者
- ・日本先天性心疾患インターベンション学会・日本心血管インターベンション治療学会合同教育委員会認定経皮的心房中隔欠損閉鎖術術者
- ・ACLSプロバイダー
- ・医師の臨床研修に係る指導医講習会修了
- 学会役員等
-
- ・日本川崎病学会 運営委員
- 専門・研究分野
-
- ・小児循環器一般
- ・川崎病
- ・カテーテル治療


















