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先進メディカルセンター

概要

 当センターは独立した2階建ての建物で1階が放射線治療および高気圧酸素の部門であり2階が核医学部門です。放射線や気圧といった物理現象を生体に応用して診療を行う物療ユニットになります。当センターは一般の診断用X線と異なり高いエネルギー(超高電圧)の放射線を使用します。また核医学は密封・非密封放射性同位元素を体内に投与して原子核から放出される放射線を利用して診断や治療を行います。高圧酸素ガスなど特殊な管理が必要となります。このように医学物理として特殊な領域のため一つのユニットとしてまとめられています。「先進」とはこのような医学物理の領域で先端的な医療を提供するシンボル的名称です。

構成

診療内容

核医学検査・治療

 さまざまな臓器の血流・代謝や各種のレセプター等生体機能情報を解剖学的位置へ投射し可視化して両者を一元的に提示する検査です。生体内にトレーサーとして放射性同位元素を投与し、放出されるガンマ線や陽電子から放出される消滅放射線を検出して画像化しています。例えば脳血流評価や認知症の鑑別、心筋虚血や心筋脂肪酸代謝・交感神経受容体などの評価、またPETではがん細胞の持つ糖代謝亢進を画像化するなど病態生理、病因論に迫る検査です。また内用療法としては甲状腺の放射性ヨウ素治療や治療抵抗性骨転移のアルファ線治療などがあります。

高気圧酸素治療

 60兆個あるともいわれる人の細胞は真核細胞でありミトコンドリアによる酸素呼吸を行い生命維持に必要なエネルギーであるATPを作っています。さまざまな疾病からの回復の際は組織修復に大量のATPが必要となりますが、貧血や血流障害などにより創傷治癒が阻害されることもあります。高気圧酸素療法は赤血球による酸素運搬とは別に血漿成分に溶け込む酸素を気圧により増加させる治療です。何らかの原因で赤血球による酸素運搬が不十分な場合でも液体に溶解した酸素が末梢に届くわけです。突発性難聴やスポーツ外傷、また放射線治療にも併用します。

放射線治療

 総合病院の中にある放射線治療科として複数の合併症を有する例や進行例、再発例、難治例が集積される傾向にあります。照射野の決定には前述のPET検査結果を用い、また照射と高気圧酸素療法を併用して治療効果の増強と有害事象の低減を図っています。通常のリニアックX線体外照射のほかに骨髄移植の前処置としての全身照射TBIやケロイド術後再発予防の電子線照射もあります。また子宮、直腸、口腔、食道、胆管などの腔内照射や組織内照射、また乳がんやリンパ節転移には貼付照射としてラルスが大活躍しています。

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