栄養管理指導室
構成員
管理栄養士13人、栄養士7人、調理師13人、調理員2人、パート員4人、委託職員48人(病院36人、聖母の家・聖母病棟厨房12人)
2019年度品質目標
- 1. ISO9001の認証に基づく患者満足度の向上
入院患者の栄養状態にあった食種の集約、献立改善を行い、食事喫食率につなげます。 - 2. ISO9001の認証に基づく、品質管理の維持・向上
新厨房移転計画案に基づき、クックチル方式を取り入れた調理業務の効率化・人員配置の体制を構築します。 - 3. 入院患者の栄養教育の充実
入院患者の栄養状態を把握し、低栄養や術後の栄養改善につなげます。 - 4. 給食管理・栄養管理における質の向上
治療食、栄養教育の充実を図るため、部署内および他職種へ食事の理解を得る勉強会を実施します。
2019年度活動報告
Ⅰ.給食管理部門
HACCPに基づいた衛生管理の下、病態管理されたおいしい食事を提供します。
- 1. 2019年度月平均延べ食事提供数
①聖マリア病院
一般食 32115食(70%)
治療食 13205食(30%)
②聖母病棟
一般食 4409食(99.5%)
治療食 25食(0.5%) - 2. 約束食事箋(成分栄養別)の改訂
一般食55食種、治療食93食種→18年6月一般食48食種、治療食45食種
2018年6月より約束食事箋を改訂し、食種集約することで献立の集約が図れ、調理業務効率化につながりました。 - 3. 食種形態の変更(刻み食からソフト食へ変更)
刻み食月平均885食(18年5月)→ソフト食月平均3782食(19年5月)
刻み食からソフト食へ形態変更を行い、8割以上経口摂取患者が増加し、患者満足度につながりました。
Ⅱ.栄養管理部門
- 1. 栄養管理計画書2019年度年間アセスメントおよびモニタリング数
アセスメント件数 17381件/年
モニタリング件数 2505件/年
12月より栄養管理計画書を紙ベースから電子化しました。栄養管理計画書を電子化することで、入院患者さんの早期栄養アセスメントの実施が図れました。 - 2. 栄養指導件数2019年度
個人指導:入院 574件/年、外来2258件/年
集団指導:入院 257件/年、外来55件/年
診療報酬改定で栄養指導加算が改定となり、入院栄養指導の初回件数増加を図るため、10月より入院栄養指導枠を4枠から8枠へ拡充しました。
Ⅲ.今後の展望
厨房移転計画に伴い、新給食棟における安全な食事提供を行うため、新システムの構築、省人化が図れる調理機器の導入を検討しました。