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栄養支援管理部

概要

 当院のような急性期病院で対応するさまざまな疾患の患者さんは、疾患自体の侵襲に加え検査や治療の侵襲も大きく、適切に管理しなければ入院生活の中で栄養状態を増悪させる可能性があります。高齢化の進行とともにタンパク質エネルギー低栄養(Protein Energy Malnutrition:PEM)やフレイル・サルコペニアが問題となっており、こういった栄養不良は期待していたほどの治療効果が得られない状況や治療完遂率の低下、合併症発症率の増加、入院期間延長、さらには予後の悪化をもたらします。医療安全の推進が重要視されている近年、手術や治療そのものに対する安全管理だけでなく、患者さんが安全に入院生活を送られ、スムーズに退院あるいは転院されるために、医療安全推進の一環として患者さんの栄養状態の改善・維持とそのための適切な管理は不可欠です。栄養支援管理部は、患者さんの栄養状態の評価や栄養管理に関して、主治医や病棟スタッフからの依頼を受けてサポートを行うNST(Nutrition Support Team)活動を主導して行う部署です。
 当院のNSTは2007年に発足しました。発足から数年はボランティア的活動でほそぼそと活動していましたが、10年のNST加算算定開始によって診療活動として認められたことから積極的に栄養障害リスク患者の抽出を行う体制となりました。発足から09年までは年間平均回診患者数が57.7人でしたが、10年以降、年間平均患者数は約500人となっています。現在のNST活動体制は17年より栄養支援管理部を置き、これを中心に小児外科、消化器外科・内科、脳神経外科、脳血管内科、腎臓内科の医師、歯科医師、看護師、薬剤師、言語聴覚士、管理栄養士で構成され、「患者安全第一を基本とした適切な栄養管理を実践する」という基本コンセプトを掲げ、カンファレンスと回診活動を行っています。消化器内科、脳神経外科、脳血管内科は診療科医師をリーダーに各科型NSTとして週1回回診し、それ以外の診療科や各科型NSTにおける難渋例、ICU等を栄養支援管理部の医師をリーダーとする全科型NSTが週3回回診業務を行っています。
 当院のあるひと月の入院患者さん(75歳以上の後期高齢者:605人)に関して、BMI(Body Mass Index)20以上とそれ未満の2群に分けて入院期間を調査してみたところ、BMI<20の患者群はBMI≧20の患者群に比して統計学的有意に入院期間が長期に及ぶという結果が出ました。日本人のBMI標準値は22とされていますので20未満はいわゆる痩せ型の方であり、栄養不良の可能性が著しく高い方と考えられます。また当院でNST回診の対象となった栄養不良や栄養管理に難渋している患者さんの解析(2009年度から2017年度3,718人)においても入院から早期(1週間以内)にNST栄養サポートを行うことができた群は、サポートが遅れた群(入院から2週間以上)に比して入院期間が有意に短いという結果が出ています。当院のNSTでは少しずつですが、当院独自の臨床データを算出し、これを参考に院内のNST活動だけでなく、栄養管理に関する啓発活動にも力を入れています。

学会発表・論文など(2019年度)

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