薬剤部
概要
構成員数
薬剤師68人、ファーマシストエイド8人(2022年3月31日現在)
薬剤部理念
- 1. 患者と医療スタッフから信頼され、薬物療法に貢献できる薬剤師を目指します。
- 2. 薬剤師の立場から適切な判断ができるよう、継続的な自己研さんに努めます。
- 3. 医薬品の適正使用を通して病院経営に貢献します。
- 4. さまざまな教育の場を提供し、医療人育成に努めます。
業務内容
- 1. 内服外用調剤業務
- 2. 注射業務
- 3. 製剤業務(TPN/抗がん剤/一般製剤)
- 4. 医薬品情報管理業務
- 5. 病棟業務
多職種連携における薬剤師の活動
レジメン管理、外来化学療法室、緩和ケアチーム、ホスピス、腎移植チーム、造血幹細胞移植後、患者指導、感染制御チーム、抗菌薬適正使用支援チーム、入退院支援センター、糖尿病療養指導、腎臓病教室、リエゾンチーム、災害派遣医療チーム(DMAT)、脳卒中地域連携、褥瘡対策、パーキンソン病教室、手術室サテライト、栄養サポートチーム、C型肝炎治療、医療安全、外国人対応受け入れ、介護福祉施設への関与
今後の展望
令和4年度診療報酬改定では、小児病棟への薬剤師の配置、術後疼痛管理チームに専任薬剤師が求められるなど、病院薬剤師はいま、いっそう質の高い業務を実践できる領域ごとの専門性=資格が求められています。医薬品についての最新情報を効率的に収集し、使う能力も欠かせません。当院薬剤部は、こうした「医療の最前線に立つ薬のプロ」を目指すため、六つの目標を定め業務に取り組んでいます。
- 1. 資格
当院では、がん、感染症、糖尿病といったさまざまな領域の資格取得者がいます。今後も多分野での資格取得を支援し続け、チーム医療の高度化に応えていきます。 - 2. 情報
情報通信技術(ICT)の急速な進展に応じ、医薬品などの有効性・安全性に関する情報を収集、管理し、院内外を問わず最新の情報を発信します。自ら副作用のモニタリングや処方設計をすることにより、情報の使い手となる薬剤師を目指していきます。 - 3. 物流
医療現場の要望に即して迅速、的確に医療消耗品などを供給します。高額な医薬品を使わないまま死蔵させたり、需要を超える過剰在庫を抱えたりするといった問題を解消し、健全な病院経営の一翼を担います。 - 4. 指針
最も有効で経済的な医薬品を使用するための指針(フォーミュラリー)の整備、導入の実現を目指し、根拠に基づく医療(EBM)を実践していきます。 疑義照会や病棟薬剤業務に最適な処方提案が期待できます。 - 5. 派遣
大規模な災害が発生した際、現地に派遣される専門的な訓練を受けたDMATに、通信・移動手段・医薬品・生活手段などを確保する役割を担う業務調整員(ロジスティクス)の一員として参画していきます。 - 6. 創薬
当院は、がんの基礎研究と臨床研究の融合を促進させるため、九州大学や久留米大学と共同で「がんトランスレーショナル研究会」を開催しています。薬剤師として参加し、新たながん適正化治療を開発、さらに有用な治療薬の創出を目指します。
実績(2021年度)
- 1. 院外処方箋枚数 311枚/日
- 2. 院外処方箋発行率 88.7%
- 3. 外来処方箋枚数 39枚/日
- 4. 入院処方箋枚数 557枚/日
- 5. 注射処方箋枚数 1145枚/日
- 6. TPN混合件数 13件/日
- 7. 抗がん剤混合件数 27件/日
- 8. レジメン件数 1256件/年
- 9. 薬剤管理指導業務算定件数 782件/月
- 10. 薬剤血中濃度測定解析件数 60件/月
- 11. 後発医薬品使用数量率(入院+外来) 87.6%