薬剤部
部署概要
1.構成員数
薬剤師64 ⼈、ファーマシストエイド4 ⼈(2024年3⽉31⽇現在)
2.薬剤部理念
患者に寄り添った良質な医療を提供します。
3.薬剤部品質方針
患者に寄り添った良質な医療を提供します。
- 1) 患者と医療スタッフから信頼され、薬物療法に貢献できる薬剤師を⽬指します。
- 2) 薬剤師の⽴場から適切な判断ができるよう、継続的な⾃⼰ 研鑽に努めます。
- 3) 医薬品の適正使用を通して病院経営に貢献します。
- 4) さまざまな教育の場を提供し、医療人育成に努めます。
業務内容
- 1) 内服外用調剤業務
- 2) 注射業務
- 3) 製剤業務(TPN/抗がん剤/一般製剤)
- 4) 医薬品情報管理業務
- 5) 病棟業務
多職種連携における薬剤師の活動
レジメン管理、外来化学療法室、緩和ケアチーム、ホスピス、腎移植チーム、造血幹細胞移植後、患者指導、感染制御チーム、抗菌薬適正使用支援チーム、入退院支援センター、糖尿病療養指導、腎臓病教室、リエゾンチーム、災害派遣医療チーム(DMAT)、脳卒中地域連携、褥瘡対策、パーキンソン病教室、手術室サテライト、栄養サポートチーム、C型肝炎治療、医療安全、外国人対応受け入れ、介護福祉施設への関与
今後の展望
現在、医師の働き⽅改⾰において、今まで医師が担っていた⼀部の業務を本格的に他職種へタスクシフトするよう求められています。2024 年度の診療報酬改定では、がん薬物療法体制充実加算が新設され、悪性腫瘍の患者に対する外来における安⼼・安全な化学療法の実施を推進する観点から、医師が患者に対して診察を⾏う前に、薬剤師が服薬状況や副作⽤の発現状況等について収集・評価を⾏い、医師に情報提供、処⽅に関する提案等を⾏った場合の評価が新設されました。そのため、病院薬剤師はいま、いっそう質の⾼い業務を実践できる領域ごとの専⾨性=資格が必要となっています。医薬品の最新情報を効率的に収集し活⽤する能⼒も⽋かせません。当院薬剤部は、こうした「医療の最前線に⽴つ薬のプロ」を⽬指すため、六つの⽬標を定め業務に取り組んでいます。
- 《薬剤部が目指す六つの目標》
- 1)資格
当院では、がん、感染症、糖尿病といったさまざまな領域の資格取得者がいます。今後も多分野での資格取得を⽀援し続け、チーム医療の⾼度化に応えていきます。 - 2)情報
情報通信技術(ICT)の急速な進展に応じ、医薬品などの有効性・安全性に関する情報を収集、管理し、院内外を問わず最新の情報を発信します。⾃ら副作⽤のモニタリングや処⽅設計をすることにより、情報の使い⼿となる薬剤師を⽬指していきます。 - 3) 物流
医療現場の要望に即して迅速、的確に医療消耗品などを供給します。⾼額な医薬品を使わないまま死蔵させたり、需要を超える過剰在庫を抱えたりするといった問題を解消し、健全な病院経営の⼀翼を担います。 - 4)指針
最も有効で経済的な医薬品を使⽤するための指針(フォーミュラリー)の整備、導⼊の実現を⽬指し、根拠に基づく医療(EBM)を実践していきます。 疑義照会や病棟薬剤業務に最適な処⽅提案を行います。 - 5)派遣
⼤規模な災害が発⽣した際、現地に派遣される専⾨的な訓練を受けたDMAT に、通信・移動⼿段・医薬品・⽣活⼿段などを確保する役割を担う業務調整員(ロジスティックス)の⼀員として参画していきます。 - 6)創薬
当院は、がんの基礎研究と臨床研究の融合を促進させるため、九州⼤学や久留⽶⼤ 学と共同で「がんトランスレーショナル研究会」を開催しています。薬剤師として参加し、新たながん適正化治療を開発、さらに有⽤な治療薬の創出を⽬指します。
実績(2023年度)
- 1. 院外処方箋枚数 311枚/日
- 2. 院外処方箋発行率 89.6%
- 3. 外来処方箋枚数 38枚/⽇
- 4. 入院処方箋枚数 590枚/⽇
- 5. 注射処方箋枚数 1460枚/⽇
- 6. TPN混合件数 12件/⽇
- 7. 抗がん剤混合件数 28件/⽇
- 8. レジメン件数 1307件/年
- 9. 薬剤管理指導業務算定件数 1240件/月
- 10. 薬剤血中濃度測定解析件数 42件/月
- 11. 後発医薬品使用数量率(入院+外来) 92.88%
2023年度年報より/更新日時:2025年6月20日


















