記念事業projects

聖マリア研究センター

聖マリア研究センター建設

社会医療法人雪の聖母会は1952年の創立以来、カトリックの愛の精神による保健、医療、福祉及び教育の実践を理念に地域とともに発展してまいりました。その一方で、人口減少により地域の疾病構造が大きく変化し、医療需要も複雑化かつ高度化しています。それらに対応するために、さらなる臨床の質の向上が喫緊の課題となっています。社会背景を踏まえ、臨床の問題を研究で解決する文化の醸成、それを実践する人材の育成を目指して2021年10月に「聖マリア研究センター」を組織しました。 そして、当法人の将来構想の中核である「教育・研究部門の充実」の拠点とすべく、聖マリア研究センターの建屋を建設しています。鉄骨造5階建て、建物全体が吹き抜けの中央階段で結ばれ、天空とステンドグラスの採光を取り込むオープンな構造となっています。2024年3月竣工予定です。

「生命倫理についての新しい指針」
翻訳・出版

バチカンの教皇庁保健従事者評議会による「NUOVA CARTA DEGLI OPERATORI SANITARI」は、イエス・キリストの教えに基づき医療分野の倫理的問題について、医療従事者がどう対処しなければならないかを示したガイドラインです。雪の聖母会と聖マリア学院は、この倫理指針を国内のカトリックの医療機関に普及すべく、聖マリア病院開設70周年・聖マリア学院看護教育50周年記念事業の一環として「生命倫理についての新しい指針 いのちと健康に奉仕するすべての人に向けて」と題して翻訳・出版します。2024年2月刊行予定。

最寄りの西鉄駅名が「試験場前」から
「聖マリア病院前」へ

最寄り駅である西鉄天神大牟田線「試験場前」の駅名が2024年3月から「聖マリア病院前」に変更されます。地域医療支援病院や災害拠点病院、救命救急センター、総合周産期母子医療センターに指定され、久留米市を中心とした筑後・佐賀の地域医療を担う拠点病院の一つとして公共性・公益性の高い医療機関であることが、今回「聖マリア病院」の名が駅名に採用された理由の一つです。

記念式典

記念式典として、2023年12月8日にカトリック福岡教区のヨゼフ・アベイヤ司教を迎えて感謝のミサをカトリック久留米教会にて開催。翌9日には、政府のコロナ対策分科会長を務めた尾身茂氏による記念講演「コロナ・これまでとこれから」をヒルトン福岡シーホーク(福岡市)にて開催。

記念品制作

韓国・永遠の助け聖母の修道会の協力で、シスター・レジナ作の聖母子像をデザインしたセラミックプレートを記念品として制作します。同デザインに加えて、雪の聖母のデザインの記念はがきも制作予定です。

「聖マリア病院のあゆみ」発行

「すべては患者さんのために」をキャッチフレーズに、カトリックの愛の精神を理念として歩み続けた聖マリア病院70年の歴史と今後の病院の在り方をまとめた記念冊子です。社会医療法人雪の聖母会の井手義雄理事長、福井次矢常務理事、聖マリア病院の谷口雅彦病院長による特別鼎談、職員たちが目指す未来像、各時代を写真と共にたどる70年のあゆみ、元職員が語る「あの時、あの時代」など聖マリア病院の過去、現在、未来を描いています。