診療放射線室
概要
業務内容
一般撮影・透視、血管造影、MRI、CT、放射線治療、核医学、検診
人員
診療放射線技師43人、受付事務2人、助手1人
聖マリアヘルスケアセンターに、診療放射線技師を午前4人、午後1人派遣しています。
部署目標
・安全で高品質な画像情報・安全で優しい治療を提供します。
・診療の効率化を進め、病院経営に貢献します。
・他部門との連携をとり、安全な医療を推進します。
・放射線被ばくの適正化を図ります。
・地域の医療機関との連携を推進すべく、高額医療機器の共同利用を促進します。
・機器の性能維持・安全を確保し、技術の向上に努めます。
部署の実績(2015年度)
技師の育成・要員の質の維持
がん診療連携拠点病院として核医学担当者1人、救命救急センターとして血管造影担当者1人に対し、ISO教育マネジメント(特定業務認定資格制度)に基づき力量評価を実施しました。また、新入職員に対し月1回力量評価を実施しました。予定のスキルを習得し、要員の質を維持しています。
ISO9001ならびにQC活動の継続による業務改善
ISO関連の手順書の作成と既存文章の改訂により業務改善を行いました。2015年度のQC活動の発表会が2015年5月16日に開催され、審査結果は1位でした。内容はポータブル撮影の業務手順改善でした。また、2016年度のQC活動の発表会が3月19日に開催され、審査結果は2位でした。内容は昼交代の業務手順改善でした。
チーム医療のための他の部署への情報発信
放射線に関する勉強会を12回、診療放射線室主催で開催しました。そのうち、地域医療機関向け勉強会を3回開催しました。
長期計画に基づく老朽化機器の更新と新規設置、医療の質の向上
- 1. ハイブリッドバイプレーン血管造影装置の新設
- 手術室により高度な血管治療のためのバイプレーン血管造影装置を設置しました。
- 2. 放射線治療装置(リニアック)のマネージメントシステム更新
- 放射線治療システムの安全性が高くなり、放射線治療計画装置との連携も高度になりました。
- 3. 密封小線源放射線治療用コバルト60線源更新
- 線源を更新したことにより、放射線治療時間が短縮し、患者さんに優しい治療になりました。
- 4. 手術室外科用イメージ更新
- 整形外科の手術件数増加に対応しました。また、最新技術により診断能の高い画像を提供しています。
- 5. NICU・GCUポータブルX線装置更新
- 装置の更新でコンセント接続が不要になり、ベットサイドの安全性が高くなりました。
- 6. 救急・院内画像解析ワークステション(サーバータイプ)の更新
- クライアント方式のサーバー型画像解析ワークステーションなので、ER、手術室、外来の一部、読影室、 各科のカンファレンス室の電子カルテ端末で、サーバーからの画像を3次元画像・薄いスライス画像・解析画像の作成ができます。これで、診断能のアップや術前シミュレータが可能となりました。
聖マリアヘルスケアセンターに最新CT装置の設置準備
画質の向上と被ばく低減の両立ができました。
その他
放射線管理業務、放射線機器管理業務として、画像診断装置日常点検・画像診断装置定期点検・放射線漏えい線量測定・画像診断モニター精度点検・放射線治療装置精度管理・放射線治療施設点検・マンモ・胸部X線撮影検診精度管理などを行ないました。
検査・治療件数(健診含む)