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乳腺外科

診療内容・診療目標

 現在、日本での乳がんの発症は急激に増加しており日本人女性の約11人に1人に発症しておりますが、欧米などに比べ日本では乳がん検診などの受診率が非常に低いのが現状です。
 そこで、乳腺に悩みのある女性が安心して、気軽に外来受診できるように2014年12月より乳腺外科としての診療科を立ち上げ専門性を高めた医療を行っております。当院では地域がん拠点病院として乳がん治療に対し専門的なスタッフをそろえ、診断、手術(乳房再建含む)、薬物治療、放射線治療、リンパ腫治療とすべての治療を行っております。

力を入れてる分野

 日本乳癌学会認定専門医と、がん薬物療法専門薬剤師、乳がん看護認定看護師、放射線科医師・技師、形成外科専門医、リンパ浮腫セラピストなどが連携しながらチーム医療を実践し患者さんにあったオーダーメイド治療が可能な環境です。

当院の乳がん治療の特徴

 日本乳癌学会専門医と乳腺を専門とする女性医師、がん薬物療法専門薬剤師、乳がん看護認定看護師、放射線科医師・技師、エコー技師、形成外科医、リンパ浮腫セラピストなどが連携するチーム医療を実践し、患者さんに安心して医療を受けられる体制を整えています。

1.患者さんに合った個別化治療

 乳がんは、がんの進行度だけでなく、患者さん個人の乳がんの特徴にあった治療が必要とされ、当院でも患者さんに合った質の高い個別化治療(オーダーメイド治療)を行なっています。
 乳がん治療には、局所治療として手術・放射線治療が、全身治療として内分泌療法・化学療法が、それぞれあります。通常は局所+全身治療を行なうことがほとんどです。術前もしくは術後の補助療法(全身治療)の選択には、上記のように、患者さん個々人の乳がんのタイプ(図表1)が違うため、タイプにあった治療法の選択が予後を左右することもあり重要です。

 図表1 乳がんのサブタイプと治療法

2.ICG蛍光法とOSNA法を導入

 当院の乳腺手術件数は、年間60~70件です。腋窩リンパ節郭清を省略するためのセンチネルリンパ節生検は、放射線被爆のないICG蛍光法(赤外線法)(写真)とOSNA法による最新で精度の高いセンチネルリンパ節の同定と診断法を行っているのが特徴です。
 従来のセンチネルリンパ節転移の検査は、術中迅速組織診として常勤病理医に診断を依頼していました。しかし、これまでの凍結標本でのリンパ節転移の診断は難しく、最新の診断法であるOSNA法の導入により、転移の有無を判定する精度は高くなり、病理医の負担も軽減されました(図表2)。
 2013(平成25)年には、人工物での乳房再建が保険適応となりました。当院は、県内でも数少ない人工物による乳房再建の実施施設認定を取得しており、自家再建も含め、積極的に乳房再建を行っています。

▽写真 ICG蛍光法によるセンチネルリンパ節生検

左上は、赤外線カメラで乳頭から腋窩へのリンパ管の流れを確認し、センチネルリンパ節の位置を同定している様子

▽図表2 診断法の比較

取り扱う主な疾患

乳がん
  • ● 手術(乳房切除、乳房温存術、乳房再建)
  • ● 薬物療法(内分泌、化学療法)
  • ● 放射線療法
乳腺良性疾患

良性腫瘍、乳腺炎など

その他

乳房に関する諸症状

症例実績

※手術実績をご覧ください。

手術実績

▽乳がんの5年生存率

 こちらをご覧ください。

▽年間の総手術症例数 計46例(2017年1月~12月)

 術後合併症は、リンパ瘻(19%)、術後出血(2.1%)、創感染(6.5%)。いずれもClavien-Dindo分類のGradeⅠもしくはⅡに該当する治療を要さないもの、内科的治療のみで改善する軽度のもので、術後再手術を要する重度の合併症はありませんでした。



▽リンパ節に対する術式 計42例

 46例の手術症例のうち、4例についてはリンパ節に対する手術は行われませんでした。



▽乳房に対する術式 計45例

 46例の手術症例のうち、1例についてはリンパ節生検のみでした。



学会発表・論文など

※2015年4月1日~2016年3月31日の実績です。

学会発表

外来体制

診察ブロック
D
月曜 火曜 水曜 木曜 金曜 土曜
午前
  • ・有村 亜希子
  • ・有村 亜希子
  • ・田中 将也
-
  • ・田中 将也
  • ・田中 将也

    *第1,3,5週

診察ブロック
D
午前
月曜
  • ・有村 亜希子
火曜
  • ・有村 亜希子
水曜
  • ・田中 将也
木曜 -
金曜
  • ・田中 将也
土曜
  • ・田中 将也

    *第1,3,5週

*診療受付時間は8時30分~11時30分まで。診察開始は9時からです。
*夜間救急は地域医療支援棟1階で受け付けます。

所属医師

金城 和寿

乳腺外科診療部長
金城 和寿かねしろ かずひさ

出身大学
九州大学
卒業年
2005年
所属医局
九州大学臨床・腫瘍外科
専門医等の資格
・日本外科学会外科専門医
・日本乳癌学会乳腺認定医、専門医
・日本消化器外科学会指導医
・日本消化器外科学会消化器外科専門医
・日本消化器外科学会消化器がん外科治療認定医
・日本遺伝性腫瘍学会遺伝性腫瘍専門医
・日本がん治療認定医機構がん治療認定医
・日本高気圧環境潜水医学会高気圧酸素治療専門医
・日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会乳房再建用エキスパンダー/インプラント責任医師
・日本乳癌検診精度管理中央機構マンモグラフィ読影認定医AS
・日本遺伝性腫瘍学会遺伝性腫瘍専門医
・緩和ケア研修会修了
専門・研究分野
・乳腺外科、消化器外科
大津 香奈絵

大津 香奈絵おおつ かなえ

出身大学
山口大学
卒業年
2015年
所属医局
九州大学臨床・腫瘍外科
専門医等の資格
  • ・日本乳がん検診精度管理中央機構マンモグラフィ読影認定医
  • ・緩和ケア研修会修了

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