糖尿病内分泌内科
診療内容・診療目標
診療内容
聖マリア病院の糖尿病内分泌内科は、1991年に開設されました。以降34年間に800回、計5,000人以上の患者さんに対して教育入院を実施するなど、地域の糖尿病診療の基幹施設としての役割を担っています。
常勤医師は、糖尿病専門医3人(指導医資格有3人)、専攻医1人を含めた合計5人です。
月平均1,300人の外来患者を2~3人/日体制で診察しています。医師のほかに管理栄養士2人、看護師3人(うち1人は保健師)、健康運動療法士1人が外来指導室に常駐し、療養指導に当たっています。
2023年度は、以下の四つに重点をおいて取り組みました。
〈糖尿病教育入院〉
現在、1週間の教育入院を月2回程度行っています。入院中は患者さんの自主性と参加型を考慮したさまざまな教室を実施し、患者さんのセルフケア能力や行動、生活心理、社会的背景まで含めて評価し、臨床心理士を含めた多職種のスタッフが協働で療養支援を行うことが特徴です。
〈CGM検査外来〉
検査として持続血糖測定(ContinuousGlucose Monitoring :CGM)を行う「CGM検査外来」を開設しています。連携登録医の先生方には、薬物治療に難渋したり、低血糖が懸念されたりする患者さんをご紹介していただきました。多職種で丁寧に評価し、その結果を患者さんにフィードバックし、治療計画や療養支援に役立てています。CGMの加算対象の変更もあり、今後は、対象患者や運用の変更を検討しています。
〈フレイルチェック〉
フレイルは、加齢に伴う予備能力低下のため、ストレスに対する回復力が低下し、要介護状態や死亡などに陥りやすい状態です。21年7月より、外来で3回シリーズのフレイルチェックを開始し、体力、セルフケア、低栄養、サルコペニア・肥満、うつ、認知症、骨粗鬆症の評価を行っています。現在150人以上で施行しており、ハイリスク患者の病態を検討しています。今後は、病診連携でも生かせればと考えています。
〈インスリンポンプ療法〉
当科には200人以上の1型糖尿病の患者さんが通院中です。そのうち30人程度に対してSAP(Sensor Augmented Pump: パーソナルCGM機能搭載インスリンポンプ)を含むインスリンポンプを用いた治療、療養支援を行っています。注入する基礎インスリンを適した量に自動で調整するミニメド?780Gシステムが発売され、基礎インスリンの調整がスムーズになってきています。
診療目標
かかりつけ医の先生方のニーズにより一層応え、医師とLCDE(糖尿病療養指導士)が協働し、患者さんの心理面まで配慮し、教育困難例に取り組みます。
1)多職種による評価と療養指導をセットにした「CGM検査外来」
2)1型糖尿病の治療、SAP療法
3)高齢者に対する治療、フレイルチェック
4)透析予防など
チーム医療で専門施設としてできることを実行します。病診連携をより一層活発にし、地域の糖尿病診療に貢献します。
選定療養費について
間歇スキャン式持続血糖測定器
当院では保険適応の対象外の患者さんにも、間歇スキャン式持続血糖測定器を利用して検査を行なっています。主な対象患者さんは、食事・運動療法の評価、現在使用している内服薬の評価、内服薬の増量時・追加時・切り替え時などの評価、健診などで保健指導判定値を超えた人における食後高血糖の評価などの測定に使われることを想定しています。24時間連続血糖(CGM)検査は、検査中は血糖を見ることができませんが、後日結果説明をします。
| 製品名 | 交換頻度 | 選定療養費 |
|---|---|---|
| Dexcom G7センサー | 1回で10日間連続使用 | 5,500円 |
取り扱う主な疾患
1型糖尿病、2型糖尿病、その他の糖尿病、妊娠糖尿病、耐糖能異常、肥満症(メタボリックシンドロームを含む)、脂質異常症、高尿酸血症、甲状腺疾患(バセドー病・橋本病など)、下垂体疾患(クッシング病など)、副腎疾患(クッシング症候群・アジソン病など)。
症例実績
外来は月平均1,300人(うちインスリン注射治療、GLP-1受容体作動薬等が半分以上)、新患は月平均20人です。教育入院は年間約70人です。過去30年間で750回、計5,000人を超えています。さらに、院内他科からのコンサルテーションを月約100人、延べ650回受けています。急性期や周術期の血糖管理については、血糖測定やインスリンの指示を電子カルテ上で行っています。糖尿病センターによる多職種での取り組みを含め、2023年は日本糖尿病学会九州地方会で1人、日本内分泌学会九州支部学術集会で1人が発表し、学会活動も積極的に行っています。
2023年度年報より/更新日時:2025年7月7日
手術実績
※症例実績をご覧ください。
外来体制
| 診察ブロック S |
月曜 | 火曜 | 水曜 | 木曜 | 金曜 | 土曜 |
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| 午前 |
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| 診察ブロック S |
午前 |
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| 月曜 |
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| 火曜 |
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| 水曜 |
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| 木曜 |
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| 金曜 |
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| 土曜 |
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*診療受付時間は8時30分~11時30分まで。診察開始は9時からです。
*夜間救急は地域医療支援棟1階で受け付けます。
所属医師

糖尿病センター長
佐藤 雄一さとう ゆういち
- 出身大学
- 熊本大学
- 卒業年
- 1985年
- 所属医局
- 九州大学病態機能内科学糖尿病研究室
- 学位(取得大学)
- 医学博士(九州大学)
- 専門医等の資格
学会役員等 -
- ・日本内科学会総合内科専門医
- ・日本内科学会認定内科医
- ・日本糖尿病学会糖尿病専門医
- ・日本糖尿病学会研修指導医
- ・日本内分泌学会内分泌代謝・糖尿病内科領域専門研修指導医
- ・アメリカ糖尿病協会(ADA)会員
- ・ヨーロッパ糖尿病学会(EASD)会員
- ・医師の臨床研修に係る指導医講習会修了
- 専門・研究分野
-
- ・糖尿病の臨床(神経障害、腎症)

糖尿病内分泌内科診療部長
内薗 祐二うちぞの ゆうじ
- 出身大学
- 九州大学
- 卒業年
- 1994年
- 所属医局
- 九州大学病態機能内科学糖尿病研究室
- 学位(取得大学)
- 医学博士(九州大学)
- 専門医等の資格
-
- ・日本内科学会認定内科医
- ・日本糖尿病学会糖尿病専門医
- ・日本糖尿病学会研修指導医
- ・医師の臨床研修に係る指導医講習会修了
- 専門・研究分野
-
- ・糖尿病

糖尿病内分泌内科主幹
井手 誠いで まこと
- 出身大学
- 九州大学
- 卒業年
- 2003年
- 所属医局
- 九州大学病態制御内科学糖尿病研究室
- 専門医等の資格
学会役員等 -
- ・日本内科学会認定内科医
- ・日本糖尿病学会糖尿病専門医
- ・日本糖尿病学会研修指導医
- ・日本糖尿病学会学術評議員

納富 威充のうとみ たけみつ
- 出身大学
- 佐賀医科大学
- 卒業年
- 1997年
- 所属医局
- 九州大学病態機能内科学糖尿病研究室

堀内 俊輔ほりうち しゅんすけ
- 出身大学
- 川崎医科大学
- 卒業年
- 2019年
- 所属医局
- 九州大学病態機能内科学糖尿病研究室

濵小路 美貴はましょうじ みき
- 出身大学
- 九州大学
- 卒業年
- 2020年
- 所属医局
- 九州大学病態機能内科学糖尿病研究室
- 専門医等の資格
- ・緩和ケア研修会修了


















