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ロボット手術センター

概要

ロボット手術センターの役割、特徴

 聖マリア病院は「地域がん診療連携拠点病院」として、地域のがん診療に貢献しています。その一環として2017年7月に「ロボット手術センター」を開設し、米国Intuitive Surgical社製の手術支援ロボットda Vinci Xiサージカルシステム(ダビンチXi)を導入、18年1月には福岡県南部で初めてロボット支援による胃がん手術を実施しました。
 ロボット手術センターは①当院のロボット支援下手術の一元管理②教育システムの構築・運用③院内外に向けての広報活動といった役割があります。
 ロボット支援下手術に関わる医師は、厚生労働省が指示する「高難度新規医療技術」の導入プロセスに準じて定められた厳格な内規に沿ってトレーニングを実施します。具体的には①シミュレーターを使って合計100時間以上のトレーニングを行うこと②関連学会が定めるガイドラインに示された専門医または認定医の資格を取得すること③当該術式の見学または指導者招聘手術を合わせて10例以上行うこと④当該術式を新規に実施する場合には最低5例の指導医による指導を受けること、などを求めています。これらの厳しい術者基準をクリアした医師のみがロボット支援下手術を行うことで、患者さんにより確実・安全で、メリットの大きい医療が提供できると考えています。

力を入れている業務、分野

 2018年4月より12種類のロボット支援下手術が新たに保険適用となったことを受けて、当院では現在、外科にて胃がん、直腸がん、呼吸器外科にて肺がん、縦隔腫瘍にロボット支援下手術を導入しています。今後、肝胆膵疾患領域、泌尿器疾患領域、婦人科疾患領域、さらには移植領域にもロボット支援下手術を導入できるよう取り組んでまいりたいと考えています。

2021年の実績

 現在、外科では胃がんは廣方玄太郎先生が担当し、直腸がんは貞苅良彦先生が担当しています。呼吸器外科では大渕俊朗先生が肺がん、縦隔腫瘍を担当しています。

最近のトピック、新たな取り組み

 これまでに上部消化管外科の廣方玄太郎先生、呼吸器外科の大渕俊朗先生がプロクター資格(学会指定)を取得しており、今年度中には、下部消化管外科の貞苅良彦先生が取得見込みです。また、今年度より婦人科領域におけるロボット支援下手術を開始する予定で、現在、婦人科の寺田貴武先生を中心に準備に取り組んでおります。さらには各科で新たなロボット支援下手術医の育成のため若手指導を行っています。

メッセージ

近年、消化器がんにおいて腹腔鏡手術と比べたロボット支援下手術の優位性が示されるようになってきました。海外がそうであるように、今後国内でも多くの手術がロボット支援下で行える時代が到来し、10年後、20年後にはロボット支援下手術が主流になっていくものと予感させます。さらに患者さんが手術をする病院を選ぶ際にはロボット手術を行っている病院を前提として選択することになる未来が訪れる可能性があります。そのため当院のロボット手術センターでは、センター開設の目的である臨床と教育の指導をさらに充実する必要があります。すでに、これまでシミュレーションを用いた練習を目的として院内および近隣施設の若手医師に修練の場を提供し、これまで多くの先生が当院のシミュレーションを利用して訓練しています。今後は年間100例を目標としてロボット支援下手術を行っていきます。当院がロボット支援下手術のメッカとなることで、久留米筑後地域のがん診療に一層貢献できると確信しております。今後ロボット支援下手術をさらに推進していきたいと思います。

 ※当院のロボット手術への取り組みについてはこちらのページをご覧ください。

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