腎センター
特徴と取り組み
聖マリア病院で取り組んできた救急医療のニーズに応え、1971年より筑後地区でもいち早く透析療法を開始しました。現在は急性腎不全・薬物中毒などの急性血液浄化や免疫異常、凝固異常などに対するアフェレーシスを行い、腎移植にも積極的に関与しています。
センターは大きく6部門に分かれており、さらに外来の腎臓病教室(そらまめくん教室、月1回開催)も行っています。また、慢性腎臓病(CKD)看護外来も検討中です。
所属診療科・部署
腎臓内科・透析内科
詳しくはこちらのページをご覧ください。
透析室(聖母病棟)
63床、約150人の維持血液透析(血液ろ過透析を含む)患者さんが通院しておられます。透析液の清浄化に早期より取り組み、良好な成績を上げております。透析は5時間透析をおこなっており、より合併症の少ない透析をめざしています。詳しくはこちらのページをご覧ください。
血液浄化センター
詳しくはこちらのページをご覧ください。
腹膜透析(CAPD)室
1971年より腹膜透析療法を取り入れ、継続してきました。安心して選択していただけるように緊急時は常時受け入れられる体制を整えています。詳しくはこちらのページをご覧ください。
療法選択(説明)外来
2018年1月よりCAPDと同じ部屋でおこなっています。詳しくはこちらのページをご覧ください。
CKD病診連携外来
詳しくはこちらのページをご覧ください。
聖マリアヘルスケアセンター 透析室
詳しくはこちらのページをご覧ください。
実績
腎病棟の入院実績はコロナ禍にもかかわらず入院数は例年と変わりませんでしたが、重症度は低めで透析導入数は減少していました。これが、CKD対策による効果であればよいのですが、次年度の動向を見ていきたいところです。透析合併症の入院は特に変化はありませんでした。
血液浄化センターでは血液透析をはじめ急性血液浄化、アフェレーシスなど例年通りの治療を行いました。また、新型コロナ専用病床でも個人用RO装置を使用し血液透析を行うことができました。
腹膜透析は患者数がやや減っていますが、2022年度も積極的に取り組んでいきたいと考えています。腹膜透析もまた新型コロナ専用病床で行うことができました。
一般外来では通常の腎臓病外来を行っていますが、特殊外来としてCKD病診連携外来も行っています。最近ではご協力くださる先生方も少しずつ増えてきて、22年度は診療のコマ数を増やす計画をしています。また、関連して、外来の腎臓病教室(そらまめくん教室)もできるだけ毎月行いました(新型コロナ感染拡大のためやむを得ず数回中止)。
腎不全が進行してきた際に、末期腎不全の治療法をどうするか検討するために、血液透析、腹膜透析、腎移植、慢性疾患認定看護師などのスタッフによる療法選択外来を週2日の枠で行っています。