口唇口蓋裂センター
概要
聖マリア病院では口唇口蓋裂診療を古くから行ってきました。1986年には口唇口蓋裂友の会「ひまわり」を立ち上げ、患者さん・ご家族との交流や情報交換会を通じて医療環境の向上を図っています。院内の多くの医療従事者の協力のもと、適切な診療を行っていましたが、複数の診療科にまたがる治療となるため、紹介時期などが不明確であり、診療する医師も毎年医局人事などで代わることが多く、引き継ぎに関しては現場看護師たちの経験によって伝統が守られていたところもあります。そのような中、2020年7月に口唇口蓋裂センターを立ち上げました。センター立ち上げの目的としては、口唇口蓋裂診療に関わる医療従事者の役割の確認および、口唇口蓋裂センター診療マニュアルの作成によって、当院の口唇口蓋裂診療のレベルの均一化を図ることです。
たくさんの職種でそれぞれのスペシャリストが集う総合病院ですが、適切な時期に適切な診療科に紹介がかなわなければ、良い治療が完結しません。
院内だけでなく院外からも口唇口蓋裂疾患に対して安心して治療に臨んでいただけるよう、センターとしての役割を果たします。
口唇口蓋裂友の会「ひまわり」
COVID-19の影響を考え、対面での患者家族会を中断しています。併せて新規の患者さん家族へ向けた「母親学級」も中止しています。しかし、手術に向けた準備や情報の整理などに鑑みて、新規の患者さんにはYouTubeによる情報発信を始めました。症例の情報などもあるので特定のURLを入力しないと見ることができない限定公開ですが、連携している各科で行う治療方針や、術後の抑制帯として「手筒」の作成方法などを動画で供覧できるようにしています。
実績

2023年度年報より/更新日時:2025年7月9日


















